駆け抜けたい伝説の途中

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イナズマイレブンの映画観てきました

大ヒット上映中の劇場版イナズマイレブン最新作を観に行ってきました。

 

 

映画の内容としては、上映時間105分の内の約75分は無印一期の総集編及びβテストのムービーの流用となっています。

ですからこの映画の新規映像は約30分のみなのですが、その部分もsteamで追加されたストーリーモードの会話をアニメーションに直したのものが半分を占めており、目新しいものではなかったです。

 

エンドロールの時間も差し引くならば、新規シナリオと言えるパートは約15分間のみだったと思います。

映画を観に行くか迷っている方は時間や財布と相談しながら決めることを推奨します。

え? ほとんどの映画館では明日公開終了……?

 

 

追記よりネタバレを踏まえた感想とお気持ちになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画イナズマイレブン総集編 伝説のキックオフ

 

予告の通り無印一期のダイジェスト映画でした。

シンプルに時系列通りに切り貼りする形でのまとめではなく、世宇子戦中に特訓シーンや円堂守の格言が流れたりするなど、試合中に回想を挿入する演出が使われていたのが印象的でした。

無印一期の総集編映画はオーガ襲来を含めて二度目の上映となりますが、あちらでは描かれなかった世宇子戦がメインで描かれたというのは差別化となっていて良かったと思います。無印一期のダイジェスト映画が二回目という事実が異常なのでなんだか感覚が麻痺してるかもしれませんが。

 

音響面は我らが光田康典さんが手掛ける新アレンジBGMが使用されていました。

無印一期以降の楽曲もふんだんに使われており、個人的に印象に残っていたのが二期のサッカーバトルBGMである『雷門の力』でした。サビの盛り上がりはフルオーケストラだからこその良さを感じました。

2話で豪炎寺がピッチにやってくる場面は豪炎寺のテーマこと『ファイアトルネード』ではなく、二期の楽曲である『決死の攻撃』が流れていました。そこは変えないで欲しかった。

他にも世宇子戦でアレスオリオンのBGMが使用されていたことには驚きました。

 

当たり前ですが約50分の映像で全てを拾い切るのはやはり不可能であり、豪炎寺・鬼道・土門・一之瀬などの各キャラクターの加入エピソードがほとんど削られてしまっていること、神のアクアのような重要なキーワードが一切出てこないなどの支障をきたしていました。

上記の通り時系列がごちゃごちゃの演出が使われていることもあって、新規の人向けの映画ではなかったと思います。

 

ラストシーンではエイリア学園の襲来によって破壊される雷門中の姿が描かれ、物語の続きを予期させてきました。

あるのか? イナズマイレブン・ザ・ムービー 2026……?

まあ、今年の6月には製品版が発売されるのが確定しているので、流石にありえないでしょう。

 

 

 

映画イナズマイレブン 新たなる英雄たちの序章

 

思えばヴィクトリーロードのシナリオに対する感想を当ブログではまだ扱っていませんでしたね。

実際のところつまらなかったのかと言われるとそんなことはなく、個人的には掛け値なしに歴代で最もワクワクする序盤ではありました。

 

ゼロからサッカー部を創設していくというのは無印一期を彷彿とさせるエピソードとなっていますが、今作のサッカー部は「廃部寸前」どころか「廃部後」となっています。

加えて登場人物の境遇もそれになぞらえているのか、様々な挫折によって一度はサッカーから離れてしまった少年少女ばかりであることがわかります。無印一期がゼロからのスタートだとしたら本作はもはやマイナスからのスタートということで、非常に強い逆境の中での再起を感じさせられるあらすじとなっていました。

 

何よりも主人公がマネージャーであるという設定が歴代とは一線を画しています。

これまでの作品でも指導者の戦略が勝利の鍵として扱われていたことは多々ありましたね。歴代では「序盤だけ監督の描写が厚いけど中盤以降は空気になる」というのがお約束と化していましたが、本作では終始采配による勝利が重視されていくのかもしれません。

 

 

新キャラクターの中では桜咲と柳生が今のところは気になっています。

 

桜咲は素行不良のツンデレキャラかと思いきや、この映画では木曽路の前で雲明を気遣ったりベタ褒めする様子を見せるなど、相当優しい奴でしたね。

とはいえ初対面の木曽路に対しては帰れという冷水を浴びせていた辺り、雲明にだけ惚れ込んで特別視しているということなのでしょうか? なんせいきなり下の名前で呼んでますからね。

エンドロールでは雷門中のもう一人のストライカー(となる予定)である来夏と言い合いをしているカットが描かれていました。自分は染岡が好きなので、染岡のように人間関係がめんどくさくも情に熱いキャラクターとして描かれてくれたら嬉しく思います。

 

柳生は今後サッカー部に入部することが確定しているキャラクターであり、PV映像からもサッカーに対してなんらかの感情を抱いていることが伺えます。

彼が所属する野球部は学校の権威であり、野球部に逆らうと町での生活すら脅かされるというヤバすぎる設定が今回の映画では明かされました。

そんな野球部の主将として君臨しながらサッカーを馬鹿にしまくっている柳生が、一体どのツラを下げてサッカー部に入るというのか、現状では全く想像できません。彼にどういう過去があるのか、野球部やファンクラブなどの周囲にどうケジメをつけていくのかなど、期待が高まります。

 

 

今回の新規映像の部分では、謎に包まれていた円堂ハルというキャラクターについて掘り下げが行われていました。

「サッカーってさ、つまんなくない?」というまさかすぎる台詞自体は元々公開されていましたが、今回は実際に彼がプレーをする様子や彼の胸中が明かされるなど、より解像度の高まる映像となっていたと思います。

 

 

 

まとめ(愚痴)

 

正直観に行く前から察してはいたのですが、ま~~~自分としては物足りなさすぎる映画でしたね!w

 

無印一期に関しては現在youtubeのコロコロチャンネルで全話無料で見ることができ、総集編としても上記の通り取捨選択や演出面で特別惹かれることはありませんでした。

同じくヴィクトリーロードの映像の多くはβテスト版の流用なので、steamで『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード 全世界ベータテスト体験版 “世界に刻め!イナズママーク”』をダウンロードすれば今でも無料で見ることができます。

 

もちろん元より総集編と抱き合わせであること、PV映像からしてストーリーモードの流用がされていたことから、新公開映像が少ないことは観に行く前から覚悟はしていました。

しかし、それでも冒頭で書いた通り新規シナリオであるパートが15分間のみしか描かれていなかったのは寂しすぎましたね。

 

 

ヴィクトリーロードβのストーリーモードが世に出たのは5月20日です。あれから7ヵ月も経ってるのにシナリオの続きが15分しか見られないというのは、いくらなんでもどうなの……?と思ってしまいました。

その15分間にオーガ襲来やベストイレブンのように濃密な試合パートが詰まっていたならばまだしも、試合時間は5分間のみで必殺技は一度も披露されず、台詞数自体も少ないというあんまりすぎるものでした。

あと正直これが一番気持ち的にデカいんだろうけど今住んでいる場所が田舎なせいで見に行くのに片道2時間かかったし入場料+交通費で3000円近く費やしたのでまあタイパ的にもコスパ的にも見合っているはずがなく……

 

上記ではヴィクロのシナリオを褒めていましたが、結局現在観測することができるのは物語の冒頭部分であり、どこまで行っても序盤も序盤でしかありません。

本来ならば2024年にはゲームが発売されてシナリオの全貌はとっくに明らかになっていたはずなので、それが映画館にわざわざ足を運んでも15分程度の新シナリオをチラ見せさせられるだけという現状には呆れてしまいました。

最後にBEGINという文字がデカデカと出てきた時は変な笑いが出てしまいました。始まるって言うの何回目……?

 

 

先日任天堂新ハードであるswitch2が発表されたことによって、新ハード対応を口実とした延期ループが発生することが危惧されています。

今年中には発売されるといいですね。