
タイトルそのままの記事です。
エロシーン及びその前後の変更点は概ね省略しています。
彼氏のフリ
・原作

・CS版

ろくでもないだけの親
・原作

・CS版

違法ダウンロード
・原作

沙流川のエロゲ談義
・原作

・CS版

幸樹とサルのエロゲ談義大幅カット。
トランスフォームとメタモルフォーゼ
・原作

・CS版

乳首の姉貴→丸出しの姉貴
・原作

・CS版


女の子の日
・原作

・CS版

変質者
・原作

・CS版

かおるこが護身術を習っていた設定、もはや覚えている人がどれだけいるのかわからない。
ケダモノ→幼獣
・原作

・CS版

犬をケダモノって呼ぶのは正しい言葉の使い方だし良くない? と思ったけど猿をケダモノって呼んでるからアウトになってそう。
未尋の口寄せ
・原作



・CS版

生徒会役員のやり取り根こそぎ削除。
制服泥棒相手の暴言
・原作



・CS版

交際直後の体験入部
・原作



・CS版
一年生コンビの冷やかしカット。
おるこさん
・原作


なんと、1回目のHシーン後の場面が鷹司さんからの電話を含めてごっそりカット。
結果CS版では幸樹がかおるこを「おるこさん」とふざけて呼ぶ画像のくだりがカットされたので、終盤の打ち合わせ中に初めておるこさんと呼び始めるシーンに脈絡がなく、脱字ではないかと疑われてしまっていた。
5時限目が終わるまで→授業が終わってから
・原作

・CS版

エロシーンがなくなったことで、ちゃんと授業に出てる設定に。
アマゾン→未開の地
・原作

・CS版

スタンド→得体の知れない
・原作

・CS版

性癖→趣味
・原作

・CS版

感想
意外とがっつりカットされていた会話が多く、キャラクターに対する印象も少し変わりました。
CS版では生徒会役員同士の掛け合いが丸々カットされていたセクションが二か所あったので、原作で改めて見ることができたのは嬉しかったです。てじなーにゃを吹き込むかおるこは可愛いし、オヤジ臭い冷やかしをする一年生コンビも可愛かった。
また、少なくともかおるこルートに関してはボイスの新録はしていなかった関係で、ボイスのない幸樹のみ台詞の削除ではなく変更が何度も発生していたので、幸樹君はひときわ別人のように見えましたね。原作の方は子供相手の態度といいかなり口が悪く、下ネタも18禁ゲームらしくきつめになっていました。
そして、公式アカウントが直々に解答をしていたおるこさん呼びについて。これに関してはCS版を初見プレイした時は本当に謎でしかなかったです。
ルート中で主人公→かおるこの呼び方が「おるこさん」に変わっております!
— まどそふと公式 (@madostaff) May 21, 2016
周囲の18禁版プレイヤー全員に聞いても誤字やミスとしか答えられなかったのですが、いくらなんでもそんなことはなく、既述の通り原作の方ではちゃんとルーツがあったことがわかりました。
しかし、実際のところ結局原作の方でもおるこさんと呼んだと思ったら次の場面ではかおること呼んでいたりと、呼び方が全く安定していなかったことには変わりはなかったです。
具体的には二回目のエロシーン前の会話で幸樹はふざけてかおるこのことをおるこさんと呼んだものの、その直後には会長orかおるこという呼び方に一旦戻し、数日後の打ち合わせ中に何故か再び急におるこさんと呼び始め、四回目のエロシーン以降FDまでは会長orかおるこ呼びになるという、理解不能の言動をしていました。
確かにルーツはあったものの、幸樹が実際におるこさん呼びを擦り始めるまでの間には空白期間があったので、該当のやり取りを忘れてしまっていた方が多いのだと思いました。
幸樹の中でどういう心境の下で呼び方をコロコロ変えていたのかは原作でもCS版でも理解が難しかったです。
最初は幸樹が疲れていることを示唆しているのかと思いましたが、その前から呼び方安定してませんからね……。そういう意味では「ミス」ではあると思います。個人的にはライター間の連携に不都合があっただけだと予想しています。
『ワガママハイスペック ビジュアルファンブック』では、鹿苑寺かおるこは製作の途中でキャラクター設定が何度も変更されていたことが明かされていました。
ある時は傍若無人な性格であり、ある時は完全無欠な女性だったらしいです。傍若無人で完全無欠な年上ヒロイン……ハミクリに居たような……?
他にも初期設定では青髪と指定されていたのを、宇都宮つみれ先生が「絶対黒髪の方が似合う」と推した結果今のデザインとなった背景があったようです。
ルート内での妙な齟齬もそういった製作中の変更が影響を及ぼしていたのかな? と感じました。
完全に話が脱線してしまいますが、再プレイしてみるとこのルートの告白シーンはやはり最高だったと再認識させられました。上記の呼称を始めとして内容について色々と言われてることも多いルートではあるのですが。
幸樹の「もうたった一人を選んでいます」という台詞からシーンが切り替わるのはかっこよすぎましたね。相合い傘や雨宿りが「定番のイベント」であることはアーシェとの勝負や柴犬を届けるくだりでも触れられており、伏線を回収するシチュエーションになっていました。
ラブコメ作家としてもギャルゲ主人公としても失格な適当な告白だったけど、ここまでパートナーとして仲を深めていた彼らだからこその温度感でもあるので納得です。これまで余裕を見せていた先輩が返事すらままならずに泣き出しちゃうのも良いなぁと思いました。
(引用画像数と帳尻を合わせる為に文字数を盛っていくスタイル)
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