先月イナストの2on2トーナメントに参加してきました。
先鋒同士・大将同士で試合をした後、得点数の合計が高いチームが勝ちになるルールでした。一般的な星取り戦とは違ってスコアが重要になるので、なるべく大差で勝つことを目指しつつ、なるべく大差で負けないことも目指さなければならない大会でした。
チーム名は『いいよ笑』でした。

2on2といえば?と聞かれて真っ先に思い浮かぶゲーム→コロッケ!3 グラニュー王国の謎
勝者側1回戦 先鋒戦 vs Evo
使用チーム:FW白竜型キラフィ
勝ち 9-1
今自分の中で最も自信のあるドリブルチームを投げました。
強いのかどうかは知りませんが、FW白竜は立ち回りの解釈がチェインチームと同じでも通用するのと、後半のキラフィは雑に強いので自分にとっては使いやすいチームです。
前半はFW白竜の暴力で大量得点ができ、6-1となりました。白竜がいつでも溜まってるからこその上振れであることを実感しました。
後半はその半分の3点しか取れませんでしたが、まあこのゲームの後半で3点も取れれば御の字ということで。
勝者側2回戦 先鋒戦 vs Caleb
使用チーム:南沢軸ゲージSチェイン feat. FWトーブ
引き分け 2-2
ガンメタしに行ったバチが当たったのか知りませんが、間違いなくイナスト人生で最も運が悪い試合でした。
天馬のブラックアッシュが信助を突破する確率は2.5%、黄名子のやきもちスクリューが魔王を突破する確率は26.25%です。
何回も撃たれたのならまだしも撃たれたのは一度切りであり、これらが立て続けに起こっているというのが本当にヤバいです。ちなみにこっちの7不利のチェイン(19.5%)は普通に止められました。
2.5%が通るのは、自分が試合をしている中だけでなく他人の動画や配信の試合を含めても初めて見たというレベルでした。ブラックアッシュを距離減衰0で撃たれる方が悪いと思う人は、千宮路や魔王を使っている時でも太陽の天地雷鳴を撃たれるケアをし、信助を使っている時にガンマストライクにRNG16以上を出されたら必ず先出しSBをしてください。
とはいえ一概に運のせいと片付けることはできず、最後のチェインを通し切れなかったのは悔しかったです。あのゴールキックで相手DFのトーブが反応するのは読めなかったし、黄名子が士郎に弾かれるのは意識外だったなぁ……。
勝者側2回戦 代表戦 vs Haku
使用チーム:フィディオ両刀
勝ち 4-3
最もプレイが酷く、反省点が浮かび上がった試合です。スライディングを喰らいすぎだし、神ゲーを喰らいすぎだし、ヒーロータイムのケアも全くできていませんでした。
一得点目はたまたま鬼塚が近くに居てヒーロータイムを消してくれたこと、二得点目は白竜タイムにたまたまボールを奪えたこと、三得点目はRNG4しか有利じゃないチェインで得点できたこと、四得点目はお祈りでチェインをしたらたまたま風丸が溜まってなかったことなど、勝てたのは諸々の細かい上振れのおかげだったと思います。
タイブレークにすぐに出場すると思ってなかったので心構えができておらず、相手が用事があると言っていたのを聞いて急いで準備を進めたので、あまり落ち着けていなかったです。
準備を急ピッチで進めたので使用チームも無難なテンプレのフィディオ両刀になり、ウィンドウの右部分が画面外に埋もれていることに気づかないまま試合をすることになりました。笑うとこです。もちろん味方にも相手にも非はなく、コンディションの調整を怠った自分が全て悪かったです。
この失敗を踏まえてタイブレークという形式に慣れたこと、動画を見返してチェインの撃ち方を反省する機会になったので、次の代表戦は上手く戦えていたと思います。
勝者側準決勝 先鋒戦 vs Johnny
使用チーム:1st豪炎寺両刀
勝ち 2-0
前半魔王ばかりを使っているプレイヤーなので人読みで1st豪炎寺両刀を投げたのですが、まさかのフルタイム信助でした。
前半から使ってるのはガチで初めて見ましたが、こちらが豪炎寺を使うのを読んできたらしいです。確かに自分はチェインのイメージが強いと思いますが、ゲージSチェインって風属性がメインアタッカーなんだから別に魔王愛好家なら魔王継続しても良くない……?
先攻展開はhakuとの試合では失敗してしまったので今回は自分の操作に手いっぱいになってしまい、マップを見て相手が信助であることを確認することに注意を割けず、スクリュードライバーによるパンチング神ゲーを狙う芽を潰してしまったのも反省点でした。
相手のリーサルミスに救われたこともあって最終的には2-0で勝てました。
1st豪炎寺両刀はチームとしてはイシドでおkでしかないのですが、相手GKが魔王だったら流石にイシドよりも強いと考えているので持ち込みました。まあ、いいとこは全く見せられませんでした。
自分は先鋒を担当する場合はできるだけ大量得点をして大将に繋げることを目指していたので、一回戦以外は全てゲージSチェインを投げていました。メタは若干怖いですが、最も得意なチームであり、先攻を取れた場合の爆発力が高く、コンスタントに点を取ることができます。
caleb戦で投げたのはFWトーブとかやってますが一応ゲージSチェインです。この試合で投げた1st豪炎寺両刀も相手が魔王なら実質ゲージSチェインです。はい。
勝者側準決勝 代表戦 vs Unaii
使用チーム:南沢軸ゲージSチェイン
勝ち 5-1(途中切断)
ゲージSチェインで先攻が取れたので宴でした。
面白かったのは前半7分ぐらいに相手のシュウにDFトーブで突っ込むフリをしたらランスを警戒して下がって行ったことでした。直前の試合の幻影。
相手GKが魔王なのが見えた場合はこの試合のように、センターラインを超えた辺りでの始動から1st豪炎寺1チェインでリーサルを狙ったり、大人豪炎寺とゲージを合わせて2チェインでSB貫通を狙うのが魔王討伐の立ち回りとなります。
後攻を取った場合は立向居の技を3チェインで割れないので大分めんどくさいと思いますが、今回は先攻を取れたので良かったです。まあこの人のことだから結局魔王だろうと思ってましたが。
後半も相手のセンター霧野が全然ミキシをせず、信助もやらかしていたので、17分で勝負が決まりました。
勝者側決勝 大将戦 vs Terewsant
使用チーム:FW白竜型キラフィ
勝ち 2-1
初めての大将戦でしたが、味方が頼もしく4-0(?)で繋げてくれたので、かなり楽な気持ちで試合に臨むことができました。
4失点以上しなければ勝ちだったので、前半後半共に地上戦が固く神ゲーによる大量失点をする危険性が低い、キラフィ軸を握ることにしました。超攻撃的に時間を潰します(雲水)
古代トーブが強すぎるおかげで辛うじて勝てましたが、立ち回りはパスカットやスライディングをしばしば喰らっていたので結構ヒドかったですね。
言い訳をすると最後のゴール前で木瀧と風丸がタイマンになった時にバックパスをしたのはラグによる暴発でした。本当なら普通にヒーローで詰めて終わりだったと思います。
結果的にトーナメント連覇者にドリブルミラーで勝つという自分にしては出来過ぎな試合でしたが、勝った瞬間そこまで実感が沸かなかったのは普通に自分でも目に付くぐらい試合に反省点が多かったのと、今大会ではやはりチームとしての勝利という結果以外頭になかったからだったと再認識させられました。
というより今回投げた構築だって個人戦で勝つ為の選択ではなくチームとして負けない為の選択だったので、自分と相手の勝負として捉えられていなかったと思います。
GRAND FINAL 先鋒戦 vs Caleb
使用チーム:染岡軸ゲージSチェイン feat. FWトーブ
勝ち 4-2
勝者側2回戦で当たった相手がここまで登ってくるとは思いませんでした。強すぎ。
前の試合でガンメタしてしまったので読み合いがかなり気まずくなっていましたが、最上位のドリブル使いを何度も倒してきてるプレイヤー相手に付け焼き刃のドリブル軸を出すのは流石に怖く、結局同じようなメタチームを投げることにしました。
南沢を染岡に変え、信助をジニアスの1チェインを止められるシュテンに変え、サブGKを入れていた枠にはフェイを入れました。
結果としては相手もチェイン読みを当てて1st風丸FWを通してきましたね。前半はかなりテンパって始動を三回ほど失敗してしまいました。
スーパー5を出した理由ですが、
- 後半相手ボールからのスタートだったので開幕チェインは全力で防がねばならず、ドットプリズンでは止めにくいボランチを使った中央からのチェイン始動に対してもプレッシャーをかけられるフォーメーションを使いたかった。もちろん霧野におでんを与えることで中央からの開幕チェインはケアできるが、白竜が見えていないことを考えるとミキシスプリントワープ対策にガードサプリ霧野は立てておきたかったので、FWにアイテムを二つ投与することまで考慮するとアイテム枠に余裕が持てない。
- 今回はフェイを入れている関係で2ルートは遮断することができるのだが、相手は2チェイン・3チェインによるSB貫通を積極的に狙ってくるプレイヤー。こちらのGKはシュテンなので急にフィディオや1st染岡などが出てきたら2チェインでもSB貫通を喰らう可能性があり、チェインミラーな以上はキック補正の択もあるので、SB火力の低いミキシDFを中央に置くと破壊されるリスクが更に上がってしまう。したがって「左右の1チェインをミキシDFで蓋しながら中央は撃たれる前に死ぬ気で止める」陣形を目指した場合、ドットプリズンよりも中央の妨害枚数の多いスーパー5に白羽の矢が立つ。
- 2年前に風化した戦術なので相手の対応力が成熟していないことが予想されたので、一発勝負の場では奇襲になると判断。先鋒戦はできるだけ点差をつけて勝つことが要求されるが、経験上チェインミラーの後半は泥沼になることがほとんどなので、ならば前線広範囲ブロック技地獄によって神ゲー期待値をばらまくのも悪くはないと考えた。
ということでした。
まとめると、「霧野フェイの弱点であるミキシ前の柔さとSB火力の低さをカバーしつつ、奇襲による上振れも狙えるフォーメーション」として今回使用することを決めました。
相手が慣れていないのがアドになると言っても自分も使い慣れてはいないので、「後半相手キックオフ」「霧野におでんを使う余裕がない」の二つを満たしている時だけやるとあらかじめ決めていました。動画のハーフタイムで途中でドットプリズンから変えているのはその条件を満たしていることに気づいたからです。尤も霧野におでんを使えるパターンって要は染岡が1チェインもせずに前半を終えたルートなのでそうそうありません。
中央に守備を集中させたかったので染岡の両脇は最強の永続ゲージストッパーである黄名子とトーブで固めつつ、MFにJPN綱海を置くことで撃たれた後もカバーできるように誤魔化していました。
相手の神ゲーを逆に喰らったりチェインが入らない角度で始動をしてしまうなど、練度不足によるボロは心配していた通り出てしまいましたが、結果的には後半3得点を上げられるほどには上手く嵌まっていたので良かったです。
まあ正直相手からすればDF霧野フェイとかやられた時点でもうゲームにはなってないだろうし、相手チームの前半特化度合い的にも士郎の有無的にも後半は何をやろうがこちらに分があるというのは当然ではあったのですが、それでも泥沼になりがちなチェインミラーの後半で3得点できたことは成果でした。
上記の箇条書きはほとんど意味がなくて、3つ目で挙げた通り相手の経験値の少なさを突いた前線ジャングルやきらきらイリュージョンが最も機能していたと思います。トーブのミキシもそれで誘発できましたからね。
オーガスタジアムスーパー5初期岡ワントップ、今回はチームメイトに勝利をお届けできました。いつまで過去を根に持ってるんだって感じですが。
結果:優勝🥇
個人成績:6勝1分
RNG的には割と散々寄りの大会でした。二回戦のcaleb戦は言うまでもないとして、勝者側準決勝の代表戦でもマキシマム2チェインが鬼塚+魔王に止められ、勝者側決勝でも白竜のチェインがロココに止められてしまいました。
とはいえ、一回戦以外は全て先攻を引けていたのは運が良かったと思います。ミスしまくっていたせいで結局まともに開幕得点が成功していたのはunaii戦だけでしたが。
個人戦のトーナメントならば相手と戦うのを楽しむ心を持てる上、負けても「相手が強かったな~><」で済ませることができます。自分達もあまり根を詰めたくはなかったので当初は気楽にやるというそっち寄りのスタンスで臨んでいましたが、少なくとも自分の方は勝者側二回戦の激闘を超えた辺りからは優勝したいという願望が強くなり、余裕を持てなくなっていました。
その上WFからGFまでは丸々6日も待ったので、かなりピリピリしていましたね。エロゲにあまりのめりこめなかったです。と言いつつハミクリのFDはお互い発売日に買って発売日にクリアしていました。
今回のチーム戦はどちらかと言えば自分の方がポイントゲッターという立ち位置にあたると思ったので、相方の期待に応える為にも絶対に負けられないと考え続けていました。
最終的な結果としては戦績的にも試合数的にもその通りとなったので、使命感を帯びて取り組んでいたことは間違いではなかったです。Haku戦の内容はメンタルがもろに出ていたと感じたので、コンディションの調整も課題になっていました。
言うまでもないことなのですが負担になっていたなんてことは一切思っていなくて、むしろ日頃からお世話になっている人に対してこういった形で恩を返せたというのは嬉しかったです。
また、相方が試合で負けたのはたったの一度切りであり、そのスコアの安定感のおかげで勝者側から落ちることは一度もなかったです。
イナストは実力の近い人同士で対戦をしても3点差や4点差などのゲームは全然普通に発生するので、点差が実力に直結するわけではありません。そんな安定しにくいゲーム性の中でスコアを安定させられたというのは、ベテランプレイヤーならではの実力だと感じさせられました。(個人的にはHakuと二回戦って負けてないのがスゴい)
わざわざ書くようなことでもないのですが、こうした得点数が重要になるルールで優勝できたのは間違いなく二人の力であり、貢献できたと喜ぶことはあっても自分の力だなんて驕ることは烏滸がましいです。
ちなみにリザルト用の画像もわざわざ自前でこしらえておいたのですが、提出したのにも関わらずスルーされて反映されませんでした。無念。
途中でルールは変わるしDQしたチームが何故か勝ち抜けになるし運営は参加者を全然把握していないしで、前衛的な大会でした。
今回のトーナメントは情報戦という名の人読みが全開であり、個人戦ではやらないような極端なメタチームも使いまくっていました。チーム戦は勝つのが仕事なので。
対戦相手や先鋒戦の結果に合わせて使用チームの考察を重ねる日々は楽しかったです。
今大会では自分にしては珍しくチェイン3回・ドリブル2回・両刀2回というバランス型な使い分けをしていました。勝者側決勝でドリブルを投げて勝てたのは自信としておきたい……けど、やっぱり大会の重要な場面で投げるのはまだ怖いなぁ……。